西の湖 ヨシ灯り展 2015

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西の湖ヨシ灯り展への思い

西の湖は、琵琶湖の内湖としては一番大きな内湖になりましたが、元は大中の湖・小中の湖・西の湖と3つの湖があり、その中にヨシ島が連なっていて、内湖を形成していました。
 しかし太平洋戦争の食糧不足で、「小中の湖」また「大中の湖」と二度にわたる干拓事業にヨシ地を提供してきました。この大中築堤は当時安土ヨシ地、地主の祖父と2、3人の関係者などで話し合いをして、ヨシ地を減らさないように考え、ヨシ島の沖合50メートルの位置に築堤を作ることにして、その上で干拓工事に協力しました。
又大中の湖工事の最中、大中の湖工事事務所より、続いて西の湖干陸計画を立ててヨシ地業界に再度協力要請がありました。でも西の湖まで干陸されれば、「近江特産ヨシ」は壊滅的状態になるので、絶対反対をして、最後のヨシ地を守ってきました。斯して西の湖のヨシ地は、私有地であったおかげで残ったのです。
しかし昭和40年代、生活雑排水が湖を汚して、ヨシが悪くなってくる中で、中国から安いヨシや簾が輸入されて、刈り取っても売れなくなりました。ヨシが悪くなる中で、何か違った活用の方法・商品開発が出来ないかと思っていると、滋賀県が琵琶湖の環境問題でヨシを取り上げて、「ヨシ条例」でヨシ群落を増やし、冬に刈り取り・火入れ・清掃などの維持管理をするようにしました。
しかし、実際、条例は作っても充分機能していないのです。
そこで平成19年から「西の湖ヨシ灯り展」を立ち上げました。今年で9回目になります。ヨシの利用・活用を目的に、ヨシを使うことでヨシを刈り取り、火入れ管理することで維持管理され、ヨシ地が保全出来ると思っています。
「西の湖ヨシ灯り展」はヨシの灯りだけが目的ではないのです。ヨシの活用・光明を目的に、新しい使い方を提案・活用していきたいと思っています。
ヨシは水・土・空気を浄化しています。我々の生活をしている中で大切な環境を考えるとき、ヨシの活用が環境を守ることに繋がっているのです。
西の湖を琵琶湖のモデル湖として、美しい琵琶湖を取り戻すために、西の湖から進めていき、水もヨシも環境が良くなることで、琵琶湖が元の美しさを取り戻し、淀川水系の下流府県にきれいな水を提供できることを望みます。


ヨシ灯り展実行委員会
竹田 勝博